MPS-Quality(エムピーエス-クオリティー)
2 月 14th, 2008 | By jun | Category: MPS2008年1月29日にMPS-Q(エムピーエスクオリティー)認証を取得することができました。
花プラントップページ
日本語だと花き生産品質認証と呼びます。


昨年(2007年1月1日)から始まったMPS-ABC認証(花き環境認証)にも参加しています。
昨年まではMPSに参加していますと言った場合にはほぼABC認証のことを指していましたし、現在国内で流通しているMPSとMPSジャパンのロゴマーク付の花というのはMPS-ABC認証へ参加している生産者の花です。

MPSといった場合には、花き産業総合認証プログラムと言われるように色々とあるものをすべて含めてMPSといいます。
詳しくはMPSのホームページを見ていただきたいですが、生産者が取得するもの、流通業者が取得できるものがあり、さらにその中でもABC認証があったり、クオリティー認証があったり、それぞれ目的が違います。
ABC認証は生産者が参加するもので、花きを生産する際に使用する農薬、肥料、エネルギーなどの使用量を減らしていきましょうという取り組みで、それぞれの生産者が生産する作物の品質については何も求められません。
クオリティー認証は、品質管理の部分も認証の中に含まれています。
ABC認証は使用データを提出するだけで参加できるので特に一定の基準を設けているとはいえないですが、クオリティーは一定の基準をクリアーしないと取得できない認証となっています。
クオリティーチェックリストというのがあり、すべての項目で”はい”とならなければ取得できません。
大まかに以下のような項目があります。
- 経営改善計画
- 人材計画と組織に関する要求事項
- 書類の記録及び管理
- 顧客満足度調査の実施
- クレーム対策
- 日持ち試験の実施
- 購買(仕入)計画の策定
- 収穫、選別、包装時チェック
- 生産物の貯蔵・保管
- 販売手順と記録保管方法の整備
- 出荷時のチェック
それぞれさらに細かい項目があります。
数えてみると全部で113個の項目がありそのすべてに”はい”が付かないとダメということです。
例えば日持ち試験の部分では
実証可能な方法で最低限必要な頻度(最低2ヶ月に1度)で計画に従って実施されているかどうか、や
第三者によって行われる日持ち試験が少なくとも1年に1度行われているかどうか?などの項目があります。
また上記の項目については品質マニュアルにすべて記載しておきます。
そこには、採花の時にはどのような手順になっているのか、どんなポイントに気を付けるのか、
水揚げはどのような方法でどんな環境でどれだけの時間やるのか、選別時には、、、といった自社での取り決め、要するにルールなども記載されていてルールに変更があった場合にはマニュアルにも反映させます。

最低限これをやっていなければならないというMPS側からの要求にしたがって自社のルールを作るわけです。といってもほとんどの作業にルールというか、これをやるときには、ここに注意してやるといった取り決めはどの生産者も普通やっていることだと思います。
1月の14日にオランダから監査の為にロンさんが来社しましたが、その際に一点だけチェックリストに”はい”が付きませんでした。
それは従業員に対しての年一回の面接が審査までに行われていなかったということでした。取り決めとしては2月に行うことにしていた項目だったわけですが、審査までに1回やっておかないといけないので、その後すぐに行いその資料を提出しました。
1月14日MPS-Q審査の様子
チェックリストに”いいえ”がある場合にはにはどのようにそれを改善するかという計画をたてそれに従って実行することが求められます。
今回、クオリティー認証を取得することができましたが、この中の品質マニュアルは常に変化していきます。
うちの花を買ってくれる方の意見を取り入れることも、このクオリティー認証のなかでは必須となっています。
今のやり方で不具合があったときには、ルールを変えてきちんと改善していかなければなりません。
その都度品質マニュアルはバージョンアップしていきます。
品質を上げるために社内の環境、作業の流れをよりスムーズにしていくための取り組みです。
昨年8月に行った(株)大塚化学による花持ち試験結果(PDF)
ページへ移動
パスワードはhanaplan
品種は、ロッソクラシコ、スウィートアヴァランチェ、クリーミーエデン、レッドエナジー、キャラメルアンティーク、それぞれ50cm。
人気度: 94%

(13 投票, 平均: 4.77 中 5)


おつかれさまでした。花プランはまた強力な武器を手にしましたね。
認証のチェックリストが全部で113項目!と聞き驚きました。大変なご苦労をされたことと思います。
一方でMPS-Qは零細が多い日本の生産者には浸透出来ないかもしれない、とも改めて感じました。
しかし品質マニュアル作り(明文化が重要)は小規模の生産者にだって出来るはずです。
企業として存続させるためには1人のカリスマよりも、誰がやっても一定基準以上の結果が出る仕組みづくりが必要とずっと考えていました。「個人の暗黙知」を「組織としての形式知」に転換していく。ナレッジマネジメントの第一歩です。
進化し続ける花プランからは今後も目が離せません。
>忘筌さん
浸透は難しいと思います。
おっしゃる通りマニュアル作りは可能です。
大事なことだと思います。
>>誰がやっても一定基準以上の結果が出る仕組みづくりが必要
そう思います。もっとはやくからそういった仕組みがあったらもう少し違った現状もありえたかもしれないですね。
でも、日本ではすごく難しいと感じます。日本人といったほうが良いかな。
忘筌さんが誰なのかはっきりとわかっていません(笑)
思い浮かぶのは一人しかいないんですけどね。
私の素性は、一応…バラの生産者です。
Junさんとは何度かお会いしていますね。それから産地を伏せてちょっと変わったブログを主催しております。Junさんもご覧になったことがありますよ!(いつもFreshReaderからリンクされるようなので判ります)…もう分かって頂けたと思います。
右も左も分からず飛び込んだこの業界ですが、生産者の先輩たちは皆素晴らしい品物を作られていたので全く自信が無くなりました。しかし同時に、それらの品物がどうやら満足に評価されていないことにも気付きました。以来、真の品質とは何か、我々に求められている顧客ニーズは何か、を求めて販売の現場に張り付いております。取引に直接立ち会うことで自分なりの価値観を作り上げてきました。おそらく私はバラの生産者としては異端です。私の拙ブログの論旨展開は全く極端なものですが、すべて私自身の目で見て、耳で聴いた結果感じたことです。
今年はMPSにとって大きな飛躍の年になると思います。次回お会いした際には詳しくお話を聞かせて頂きたいです。まだまだ弱輩者ですが宜しくお願いいたします。
>忘筌さん
まったく予想もしていなかった人でした(笑)アクセス場所が都内だったんで生産者だとは思っても見ませんでした(汗)
おっしゃっているブログは楽しみに見ています。もっともっと書いてください。勉強になるんで。
ただ、そのブログを書いているのがたぶん、この人だろうなというところまでしかわかりません。
お会いしたことがあるというか、僕、お邪魔したことがありますよね、温室に。
そして、僕の情報によると近いうちにお会いできる気がしています、、ね?
たぶん正解ですね(笑)
耳障り?が良いだけの産地の販促ブログにはしたくなかったのであのような形式をとりました。それと私の所属する組織および団体に迷惑がかかる可能性もありました。個人の成長録みたいなものですので話半分にご覧になるのが適当と思います。何度か挫折しかけましたが個人的に応援してくれる方もいらっしゃったので何とか続けています。
宇都宮のほうには参加いたします。楽しみにしております。
忘筌さん
明日返信します。すいません。内容は確認しました。