(1)空気の性質
空気には重さがあり暖かい空気ほど軽く、冷たい空気ほど重い。
重さはkg/立方メートルで、体積は立方メートル/kgで示す。
暖かい空気は水蒸気を多く含む事ができるが、冷たい空気ほど水蒸気を含む量は少ない。気温ごとの飽和水蒸気量と飽和に達しないときの各温度における水蒸気量は絶対湿度g/㎥で示される。
空気中の水蒸気の表示には相対湿度、絶対湿度、露点温度がある。
相対湿度は最大に含まれる空気中の水蒸気に対し、現在含まれている量を100%比率で示した物である。例えば30℃の90%の時は絶対湿度27,4g/㎥、50%の時は15,2g/㎥である。
絶対湿度を変えないで空気の温度をあげていくと、相対湿度は低下していく。例えば気温20℃で絶対湿度8,6g/㎥の場合は相対湿度は50%であるが、10℃なで下げると相対湿度は91%になる。
空気の温度を下げていくと、空気中の水蒸気はやがて飽和状態になり凝結をはじめて結露し水となるが、このときの温度が露点温度である。
空気は熱滞留によって温められたり、冷やされたりするが、冷やされ続けていくと凝結して水滴となり、そのとき凝結潜熱を出す。また、温められて蒸発する場合気化潜熱を出す。
2)建築と気象
室内の空気は密度が小であり、室外の空気は大であるため、室内空気は室外に出ようとし室外の空気は室内に入り込もうとする。
この境界に隙間があると室内空気は上部から外に、室外空気は下部から室内に進入しようとする。これは室内空気が室外気温より高温であるため、両方の空気に密度差が生じるためである。この境は中立帯と呼ばれ、室内外空気の出入りの高さを示す物であるが、換気力が強いほど高くなる。
このような建物の換気力を自然換気力といい、密度差あるいは重力換気とも呼んでいる。
この他、自然換気力のもう一つとして建物に対する風圧が加わった場合、室内では風上側に空気が集まり圧力が増し、風下側は空気が薄くなり隙間から室外空気を吸いやすくなる。このため風下側は風が強いほど低温になりやすい。
冬季の季節風が強い地方では温度差換気、風圧換気が同時に影響するため暖房燃料の消費量が他地区より多くなる。
以上、先日山形へ行った際にもらった資料の一部をそのまま載せました。
昨年、秋口ごろより温室のわきに籾殻を30センチほど敷き詰めましたが、これも今回の内容の対処方法のひとつではないでしょうか。